50分でわかる間違いの喜劇 -シェイクスピアシリーズ18-

ナレーター:

再生時間:

00:50:42

チャプター数:

6

図表の数:

0

作品紹介

CONTENTS (1)運命の別離・・・

(2)詐欺師の街で・・・

(3)首飾りと女たち・・・

(4)ぱっぱらぱー・・・

(5)大団円・・・

解説 ドローミオ(兄の方の) 「旦那様、奥様が早く食事にいらっしゃるようにと仰せです。旦那様がいらっしゃらないおかげで、鶏肉は焦げ焦げ、豚肉は串から崩れ落ち、肉も食卓も冷め切ってしまいます。」

アンティフォルス(弟の方の) 「そんな冗談を言ってる場合か。金はどこへやった」

ドローミオ(兄の方の) 「だから。奥様が食事にお呼びですから」

アンティフォルス(弟の方の) 「何処の奥様だ!」

ドローミオ(兄の方の) 「なんですって、もちろん旦那様の奥様ですとも」

妻など娶った覚えはないアンティフォルスは頭にきて、ドローミオを叱りつける。 ドローミオは逃げ帰り、アドリアーナに、旦那様がどうしても食事に帰らず、妻などいないとまで言ったとご報告。

アドリアーナ(兄の方の嫁) 「なによ妻の私にそんなよそよそしい態度を。結婚前はあれほど大事にしてくれたのに、今では他の女に夢中だなんて。どうしてよ。あなた、どうして私を愛してくれなくなったの」

アンティフォルス(弟の方の) 「私のことですか?奥様。」

シェイクスピア最初期の作品で、「三一致の法則」(時・場・話)を最終作「テンペスト」とともに守っている笑劇。元ネタは古代ローマの新喜劇『メナエクムス兄弟』で、双子の取り違え劇としてドタバタ調のお話。 「銭に関して騙し欺されどつきどつかれ色々あって結局一件落着」というコメディなので、いわゆる現代の「吉本新喜劇」などのノリにかなり近いのが特徴。 「間違い」とは、ひとつは伝統的な「人違い」の話ですが、それでいて「取引」の間違い(合わない勘定)でもあります。上演当時はインフレで、お金の取引が切実な社会問題でした。 また、裏のテーマとして、舞台となる地名にもある通り、聖書「エペソ人への手紙」にあるような夫婦・主従の義務や関係です。宗教的な「間違い」でもあるということで、初期はクリスマスシーズンの祝祭劇としても上演され、最後の修道院長の台詞にもこうした含意があります。 編集者からひと言 本シリーズは、シェイクスピアの世界を判りやすいダイジェスト版として、楽しみながら手軽に知ることができます。

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