ミステリー小説好きの方におすすめの、オーディオブックで聴くミステリー&ホラーを紹介します。
小説は "読む時間がない" と諦めている方も多いのではないでしょうか
オーディオブックなら、移動中も何かしている最中もミステリーを楽しめます!
本記事では、とくにおすすめのミステリーオーディオブックを紹介するので、ぜひ参考にしてください。
オーディオブックだから味わえる新しいミステリー  の楽しみ方
オーディオブックは、耳で聴くことで、新しい楽しみ方ができます。
ミステリーを楽しむなら、文字で楽しみたいという方もいるかもしれません。
確かに、本を読み進めながらストーリーを追う方法は、小説ならではの楽しみ方ですよね。
しかし、なかには"小説のミステリーは飽きてしまった"、"ゾクゾク感が足りない"と感じる方もいるのではないでしょうか。
そんな方に、オーディオブックはおすすめです。
オーディオブックは“聴く本”と言われており、聴覚でミステリーを楽しめます。
小説を読み進めるのは実績のあるナレーターばかりなので、まるでドラマを見るような感覚で物語を楽しめるでしょう。
また、普段時間がなく、小説を読む時間がない方にもおすすめです。
【ミステリー】声でゾクゾク楽しめるミステリーオーディオブック
おすすめのオーディオブック、ミステリー小説を紹介します。
今回紹介するなかには、実写化されている作品や、有名芸能人がナレーターを担当しているものなどさまざまです。
ミステリー小説の内容を楽しむのはもちろんですが、ナレーターや実写との違いも楽しみながら聴いてみてください。
「罪の声」は、昭和史に残る怪事件を題材にした長編小説です。
 
実際に起きたグリコ・森永事件を題材にしたフィクション推理作品。
 
ギン萬事件の真相を追う新聞記者、阿久津英士と物語の鍵を握る曽根俊哉がメインとなりギン萬事件の真相に近づいていきます。
 
曽根俊也は、ある日父親の遺品からカセットテープを見つけ再生すると、そこには幼い頃の自分の声、そしてその声がギン萬事件で恐喝に使われた録音テープの音声と同じもの  だと気付いてしまうのです……。
 
果たしてこの二人がどのように真相に近づいていくのか、そして、最終的な結末はどのようになるのか。
 
最後まで気の抜けない緊張感のある物語です。 
本作品は各メディアでも紹介され、ベストセラーとなりました。 
* 「週刊文春」ミステリーベスト10 2016国内部門第1位
 
* 2017年本屋大賞第3位
* 第7回山田風太郎賞受賞
さらに、2020年には小栗旬主演、その他にも星野源や松重豊などそうそうたる面々で映画実写化もされ話題になりました。
 
オーディオブックでは、人気声優が多数参加しているため、また新たな楽しみ方ができるでしょう。
 キャストは、以下の通りです。
- 阿久津英士:津田健次郎
 
- 曽根俊哉:大河元気
 
- 堀田信二:蟹江俊介
 
- 曽根達雄:宮坂俊蔵
 
- 鳥居:ボルケーノ太田
 
- 富田:兼田健一郎
 
- 朗読:市川和也
 
"人気の高いミステリー小説をまた違う形で"と考えている方に、ぜひおすすめです。
映画や小説とはまた違った形で「罪の声」をお楽しみください。
- 著者:塩田武士
 
- 出版社:講談社
 
- 再生時間:17時間8分40秒

「仮面病棟」は、知念実希人によるミステリー小説です。
 
2014年に文庫本とされ刊行され、2020年には坂口健太郎と永野芽郁主演で映画実写化されました。 
シリーズ累計発行部数100万部を突破しています。
 
ストーリーは、主人公であり医師である速水修悟が勤める病院に、突如ピエロの被り物をした強盗犯がたてこもることに。
 
ただの立てこもりと思いきや、事件と共に速水修悟が不可解なことに気づき始めます。
 
果たして、速水修悟と川崎愛美、その他患者や医師の運命はいかに……。 
衝撃の結末に驚かれること間違いなしです。
 オーディオブックでのキャストは、以下の通り。 
- 速水修悟:松原大典
 
- ピエロ:竹内幸輔
 
- 川崎愛美:白城なお
 
- 田所三郎:浅科准平
 
- 東野良子:雪絵玲那
 
- 佐々木香:千衣子
 
- 金本:佐藤慧
 
- 角倉:大谷幸司
 
- 朗読:竹内栄治
 
映画だけではなく漫画にもなっている作品なので、ある程度のストーリーを知っている方は多いでしょう。
オーデ  ィオブックなら、より臨場感と緊張感を感じながら楽しめます。
- 著者:知念実希人
 
- 出版社: 実業之日本社
 
- 再生時間:9時間19分47秒
「顔 FACE」は、横山秀夫によるミステリー小説です。
 
2003年にはフジテレビ系列で仲間由紀恵やオダギリジョーなど主演で実写ドラマ化され、最高視聴率は15.6%に。
主な内容は、似顔絵婦警平野瑞穂による物語。
 
犯罪者の心の闇に触れながら、事件を解いていきます。
 
また、女性警察官が働きにくい警察という上下関係ので、負けずに奮闘する姿も心に響くでしょう。
オーディオブックでナレーターを担当するのは、以下の面々です。 
- 本山かおり
 
- 松川裕輝
 
- 大南悠
 
- 前迫有里紗
 
- 中務貴幸
 
ミステリーではあ りますが、鮮やかなヒロインの活躍する作品であるため"ゾクゾク感"は少ないかもしれません。
そのため、ミステリー初心者の方におすすめです。
- 著者:横山秀夫
 
- 出版社: 徳間書店
 
- 再生時間:8時間13分7秒
「影踏み」は横山秀夫によるミステリー小説です。
 2003年に単行本が観光され、2007年に文庫化。
 
"ノビ師"と呼ばれる忍び込みを得意とする泥棒真壁修一が、さまざまな事件に巻き込まれていく姿を描いたストーリー。
 
事件の始まりは、いつも通り真壁修一が一つの家稲村家に忍び込むところから始まります。
 
すると、彼は、夫に対して殺意を抱いてる女性の影を感じてしまうのです。
 
真壁修一は直後に逮捕されてしまいますが、その後稲村家の秘密をさぐることに……。 
この作品は、2019年には山崎まさよし主演で実写映画化され話題となりました。
オーディオブックでのキャストも、とても豪華で、主演を務めるのはGガンダム主人公ドモン・カッシュや鬼滅の刃の不死川実弥を担当する関智一。
主なキャスト一覧は以下の通りです。
- 真壁修一:関智一
 
- 真壁啓二:河西健吾
 
- 安西久子:斉藤佑圭
 
- 朗読:池田秀一
 
声優好きな方でも楽しめるのではないでしょうか。
ぜひ人気作品を人気声優の声とともにお楽しみください。
- 著者:横山秀夫
 
- 出版社: 祥伝社
 
- 再生時間:8時間48分37秒
「黒い家」は、貴志祐介によるミステリー小説です。
 
本格的なミステリー、ホラーを楽しみたい方にはとてもおすすめ作品。 
小説を原作としたホラー漫画や映画実写化もされ、第4回目日本ホラー小説大賞も受賞しています。
 
映画化は1999年、大竹しのぶ主演で公開され、2007年には韓国でリメイク版が公開されました。
 
内容は、生命保険会社の主人公若槻慎二が、信じられない恐怖におびやかされるストーリー。
 
顧客の家で死体を発見してしまうところから始まり、事件に不審さを感じた若槻慎二は、独自で調査を始めてしまいます……。しかし、それが悪夢の始まりだったのです。 
ドロドロとした作品でありながら、オーディオブックで聴くことで、さらに恐怖を感じられるでしょう。
 
実写映画を見た方も、ぜひオーディオブックでお楽しみください。 
- 著者:貴志祐介
 
- ナレーター:乃神亜衣子
 
- 出版社:KADOKAWA
 
- 再生時間:13時間55分54秒
「リング」は、鈴木光司によるミステリー小説です。
 
映画化で大ブームになったため、リングを知らない方はいないでしょう。 
小説として刊行されたのは1991年、さらに1998年には日本映画として公開、2002年いはアメリカでリメイクされています。
 その他にも、テレビドラマやラジオドラマ、漫画やゲーム化もされている大人気作品。
 
説明不要かとは思いますが、見た者は一週間後に呪い殺されてしまう"呪いのビデオ"の謎に迫るストーリー。
ある男女が同日同時刻に死亡し、そこに不審さを感じた雑誌記者浅川は、調査を始めます。
そのなかで見つけてしまうのが、呪いのビデオ。気づけば浅川自身も呪いの渦に巻き込まれてしまうのです。
実写映画で見た方も、実写映画は怖くて見られなかった方も、オーディオブックなら楽しめるかもしれません。
映像ではなく、耳で楽しむホラーミステリーとして、ぜひリングを違った形で楽しんでください。
- 著者:鈴木光司
 
- ナレーター:丸山雪野
 
- 出版社: KADOKAWA
 
- 再生時間:9時間43分2秒
日本のホラーミステリー小説が好きな方には「仄暗い水の底から」もおすすめです。
 
本作品は、鈴木光司の短編集から映画化された作品。 
水と閉鎖空間をテーマにした7編の物語のうち、1編"浮遊する水"が映画化されたものです。
 
マンションの中で奇怪な現象に悩まされる母、淑美と娘の、郁子の恐怖を描いたストーリー。
 
それは、マンションの屋上で赤いバッグを見つけたことからすべてが始まります。
 
果たして親子の運命はどのように変わってしまうのか、どのような恐怖体験が待っているのか……オーディオブックでじっくり楽しんでください。
 
映画では、黒木瞳を主演とし、小日向文世や水川あざみなどが出演しています。 
水による恐怖を、オーディオブックでどのように表現しているのかにも注目してください。
- 著者:鈴木光司
 
- ナレーター:安國愛菜
 
- 出版社: KADOKAWA
 
- 再生時間:7時間55分
ちょっと変わったミステリー小説を楽しむなら「謎好き乙女と奪われた青春」がおすすめです。
 小説投稿サイトE★エブリスタではスマホ小説大賞新潮文庫賞を受賞しています。
 本作品を描く瀬川コウは、小説家や推理作家として活動。
 
その他にも、ゲームシナリオなどでも活躍しています。
 
ストーリーは、恋愛にも友情にも興味がなく、日常に潜む謎を知ることが好きな美少女早伊原(さいばら)樹里をメインとした内容。
 
彼女をとりまくさまざまな謎があるなか僕の過去も明らかに……。
 
謎を秘めながらもどこか切なく青春を感じる、ミステリー作品です。 
"怖い作品は抵抗がある"と感じる方は、まず本作品のようなストーリーから楽しんでみると良いでしょう。
 
映画化や漫画化はされていないので、小説以外で楽しめるのはオーディオブックのみです。 
- 著者:瀬川コウ
 
- ナレーター:上條千尋
 
- 出版社:新潮社/ピコハウス
 
- 再生時間:8時間47分29秒
ゾクゾクするミステリーが苦手な方には「三姉妹探偵団」がおすすめです。
 
いわゆる怖いミステリーではなく、ちょっとポップなミステリー作品のため、どんな方でも気軽に楽しめるでしょう。
放火によって家を失ってしまった三姉妹、長女で大学生おっとりした性格の佐々本綾子、しっかり者の高校生次女佐々本夕里子、中学生ながらもしっかりしている三女佐々本珠美 が織りなすストーリー。 
 事件は、焼け跡から女性の遺体が見つかるところから始まり、女性がいつから家にいたのか?父親とどのような関係があったのか?を解き明かしていきます。
 
また、それぞれのキャラクターの性格、声優にも注目してください。 
- 佐々本綾子:田中美海
 
- 佐々本夕里子:田澤茉純
 
- 佐々本珠美:高井舞香
 
さまざまな作品に出演している声優ばかりなので、声優ファンなら知っている方も多いのではないでしょうか。
 美人声優が美人姉妹をどのように色付けしていくのか、まさに音声を楽しむのにもってこいの作品です。
また、全体を通して約6分ほどの作品なので、移動時間中で完結できるのもポイント。
- 著者:赤川次郎
 
- 出版社: 講談社
 
- 再生時間:6分19秒
【まとめ】オーディオブックだから楽しめるミステリーの世界
普段から小説を読む方は、ぜひオーディオブックもお試しください。
文章ではなく耳で聴くからこその臨場感、スリルを楽しめます。
また"小説を読むのは好きだけど、時間がないから読めていない"という方にも、オーディオブックはおすすめです。
音楽を聴くのと同じような感覚で楽しめるので、移動中でも小説を楽しめます。
今まで読んだことのある小説も、まだ読んだことのない小説も、オーディオブックなら隙間時間に"ながら"で楽しめるのが最大のメリットです。
ぜひオーディオブックでミステリー小説を楽しんでみてください。
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