なぜ、ローマは帝国になり得たのか。なぜ、ローマ帝国は滅びたのか。 王政から共和政を経て帝政へ、多神教世界帝国から一神教世界帝国へ。 古代ローマ史研究の第一人者が、長きにわたって古代を生き延びたローマの歴史とその新しい「読み方」を語り尽くす。
建国時の混乱、強敵との戦い、国家の再建、跡継ぎ問題、異民族の侵入、文明の変質……。 ありとあらゆることを経験したローマの長い歴史は、現代を考える上での大きな羅針盤となり、 混迷する現代を生きる我々に多くの示唆を与えてくれる。 ローマ史のみならず、世界史や現代社会の理解をより深めることにも繋がる一冊。