1937年の刊行から長く愛読され、近年新たに漫画の形でも紹介された一冊『君たちはどう生きるか』をオーディオブック化。 本編に加え、丸山真男氏が著者の没後に追悼の意味を込めて書いた「『君たちはどう生きるか』をめぐる回想」も全編音声化。 著者がコペル君という15歳の少年の精神的成長の物語として語ったメッセージを、じっくりとお楽しみください。
著者がコペル君の精神的成長に託して語り伝えようとしたものは何か。 それは、人生いかに生くべきかと問うとき、常にその問いが社会科学的認識とは何かという問題と切り離すことなく問われねばならぬ、というメッセージでした。 著者の没後追悼の意をこめて書かれた「『君たちはどう生きるか』をめぐる回想」(丸山真男)も合わせて音声化。
著者・吉野源三郎氏がどのような思いでこの作品を世に問うたのか、当時の読者はどのようにそれを受け入れたのか、 発刊当時の日本の状況なども振り返りながら、深く味わうことができるオーディオブックです。