「同時多発テロ」は、“侵略の世界史”の終わりの始まり。現代の世界情勢を理解する上では欠かせない「白人」による侵略の歴史を「世界史」としてお伝えします。明治以来、日本は欧米を文明先進国と崇めてきました。日本人が持つ歴史的自虐史観はどのように刷り込まれてきたのでしょう。それは歴史を昭和史や大東亜戦争史といった短期間の歴史から見ていることに起因しています。その偏った歴史観から脱するためには、歴史のスパンを500年という長い視野を持って大観せねばなりません。本書では、白人の非白人に対する野蛮性・侵略性、またその根源は何か、さらに世界が白人国家によってどのように植民地に組み込まれていったのか、その由来を明らかにしています。そしてそういった歴史の真実を知ることで、虚偽の自虐史観は取り払われ、われわれ日本人は「唯一白人の支配に従わぬ」日本の自信や誇りを取り戻せるで しょう。現代史だけを見ていたのでは、世界の中の日本の位置を見失ってしまうでしょう。日本の文明史的、世界史的意義を改めて考えさせられる一冊です。