独自の日本論で日本の官憲主義を問う、故・山本七平の単行本が初のオーディオブック化! なぜ日本は政権交代をしても何も変えられないのか。組織的家族集団の日本は、社会変革にどう対処すれば良いのか。 社会人として、日本人として知っておくべき、山本七平の鋭い視点で展開される日本人論をお聴きいただくことで、 あなたの政治や社会への見方はより深く、多面的なものへと変わることでしょう。
政権交代をしても、結局日本は変わらない。 選挙でどの政党に投票すればいいのか毎回迷ってしまう。
このように、今の日本の政治に希望を持てずにいる方も多いのではないでしょうか。 しかし、日本が変わらない原因は、政権交代の有無などではなく、 もっと根深いところに、社会的・政治的な問題があるからなのです。
野砲少尉としてマニラで戦い、捕虜となった経 験を持つ山本七平は、 戦後、山本書店店主、評論家として数多くの書を著し、日本社会に大きな影響を与え続けてきました。 本作品では、1991年に亡くなってもなお「山本学」として語り継がれる山本七平の論考の重要なポイントを知ることができる名著です。
・「民主的」か「非民主的」かを超えて ・「天皇機関説排撃運動」に見る歴史の繰り返し ・十五年周期で循環する日本人の政治意識 ・変革なき組織的家族社会の深層
以上4章から構成される本作品は、1970年代の雑誌に連載されていたものをまとめ、40年の時を経て単行本化された作品です。
歴史や政治に興味がある・ないに関係なく、他書ではあまり触れられていない日本人の生態を垣間見させる山本七平による「日本論」。 これまでの、そしてこれからの日本・日本人の生き方、在り方について、今一度深く考えさせられることでしょう。 あなたの政治や日本社会に対する見方を一変させ、新たな重要な視点を与えてくれる名著を、じっくりとお楽しみください。