世界地図が激変する現代、ぼくら日本人、祖国日本のやるべきこととは? 〝幻の名著〟がおよそ12年の時を経て、新書版として、いま甦る!
★さらに巻末には著者・青山繁晴氏による37分に及ぶメッセージ音源を収録。 本編と合わせてぜひお聴きください。
唯一無二の「世界覇権国家」アメリカが没落していく端緒となったイラク戦争。 その激戦のなか、単身現地に入り、その実情を直接見聞、体験し、複数回、死の淵にまで追い込まれた著者が著した予言の書。 本書中で示した見解の多くが現実に起きていることに、読む者は驚嘆を禁じ得ない。
496頁にも及ぶぶっとい新書――〝ぶと新〟――である本書は 「イラク戦争」、敗戦以降現代に至る「日米関係」、拉致や核、ミサイルをはじめとする一連の「北朝鮮問題」、 中曾根総理以来のわが国の「歴代政権のほんとうの姿」と大 きなテーマを四つも扱っている。 それ故単行本発刊当時は、読者からは勿論、複数のプロの編集者からも「テーマを盛り込み過ぎてもったいない」と評されている。 しかしながら、この四つのテーマが〝同じ根っこ〟で繋がっていることを読む者に示したいがために、 著者は敢えて大著になることを選択したのである…… 読了後、たしかに〝根っこ〟が浮かび上がってくる。
戦勝国アメリカが維持してきた世界秩序が乱れている。 だからこそ、アメリカに敗れたために、世界の治安維持から距離を取らされ続けてきたぼくらの〝出番〟である。 アメリカの世界支配が大きく揺らぎ始めたいま、不安定な世界に再び安定をもたらすには何が必要なのか?
イラク戦争のゲンバで体感したアメリカの意志と迷い、北朝鮮の内在的論理の緻密な分析、 そして1980年代末からの歴代内閣の業績の検証―― これらを基に著者が示す〝ぼくらの役割〟こそ、新しい世界秩序形成と祖国再生の道標となり得る。
世界が混迷を深めるいま、必読の書!