人間の老化は、「知力」「体力」より、まず「感情」から始まる。 記憶力の衰えを気にする人は多いが、知能・知性は 高齢になってもさほど衰えないことがわかっているし、 正常歩行能力なども思っている以上に、維持される。
それよりも問題なのが、怒り出したらずっと怒っているといった、感情のコントロールや切り替えができなくなったり、 自発性や意欲が減退していく「感情の老化」だ。 脳の中でも、記憶を司る「海馬」などよりも、 人間的な感情を司る「前頭葉」から、 真っ先に縮み始めることがわかっている。 これを放っておくと、体も脳も見た目も、すべてが加速度的に老化してしまう。
本書の「前頭葉を若く保つ習慣術」で、感情の老化を食い止めよう。