気の利いた手みやげを、さらりと渡してくれる。 書類にかわいい一筆箋が添えられている。 めずらしい記念切手で手紙を出してくれる。 体調を気遣うメールをふと送ってくれる。 コーヒーが苦手なことを覚えてくれていて、 紅茶を用意してくれる。
そして……、いつも笑顔ですてきな雰囲気。
こんな人、あなたのまわりにいませんか? 「わたしもあんなふうに気が利く人になりたい! 」 と思える女性です。
そんな女性のヒミツに迫るべく、 たくさんの気くばり上手さんに取材をさせていただきました。 そこでわかった共通点は
・ ささやかな気くばりを、自然体でやっている ・ そして、自分も楽しんでいる
「気くばり」と聞くとハードルが高いように思いますが、 聞いてみる とどれもできそうなことばかり。 だから「私、気くばりしていますよ! 」と思っている人も少数でした。 そして何より、自分自身が楽しんでいる人がほとんど。 「相手が喜ぶからやっている」ではなく「相手はもちろん、自分も楽しいからやっている」という声が多く寄せられました。
この本では、今日からできるささやかなひと手間をたくさん集めています。 どれも気くばり上手さんが実践している、リアルなものばかりです。 すぐにできそうなことから始めてみませんか? そして相手も自分もうれしい関係や空間を広げてもらえたらうれしいです。