ビジネスマン、経営者まで幅広く親しまれてきた、フランスの哲学者による古典の名作ベストセラー!『幸福論』と聞いて、あなたはどんな本を思いつくでしょうか?最近でも「幸福」を追求する本は数多く出ていますし、また世界中で翻訳され、古典的に読み継がれている本もあります。その中でも、ヒルティ、ラッセル、そしてアランによるものは有名であり、これらはよく、「世界の三大幸福論」と称されます。この本は、そんなアランの『幸福論』の中から、とくに印象的で、わたしたちの心に響く200の名言を訳出し、再構成したものです。アラン(本名エミール=オーギュスト・シャルティエ)は、19世紀から20世紀にかけて活躍したフランスの哲学者です。才気あふれる哲学教師としてアンドレ・モロワ、シモーヌ・ヴェイユらを輩出する一方で、アランのペンネームで数多くの本や記事を精力的に発表しました。とりわけ『幸福論』は「哲学を文学に、文学を哲学に」変えようとする独特の文体によって日本でも昔からファン が多く、学生からビジネスマン、経営者まで幅広く親しまれてきました。古典ではあっても、決して古びない、「人生の知恵」に満ちた珠玉の言葉です。