トヨタや花王の強さの秘密は現場にあった!5年間売れ続け、15万部を突破し、今も売れ続けるベストセラー。常に学習し、逆境に強い組織を作るために、本書を聴いて「現場主義」とは何か学びましょう。長年、コンサルタントとして活躍する著者によると、結果を出したケースでは、現場の人たちがきわめて高い「当事者意識」を持っていたと言います。戦略の重要性が最近はよく語られますが、戦略はしょせん「仮説」にすぎません。たとえ素晴らしい戦略を策定しても、それを実行できなければ、「絵に描いた餅」に終わってしまいます。戦略に対して粘り強く取り組み、結果を出していく。「現場のみんなが当事者意識を持つ」「現場のみんなが考える」一見当たり前に見えることを、当たり前にできる企業が、その仮説を実現することができ、結果を出すことができるのです。サイズダウンを余儀なくされるなか、「現場のリストラ」という安易な策に飛びつき、現場が疲弊し、思考停止に陥っている会社も多くあります。しかし、日本企業には、花王など、戦略を実現する当事者である現場の力、「現場力」が強い会社があります。これらの企業の違いとは何か。「強い現場」をつくるために大切なことを、考えてみてください。