世界的なコンサルタントとして活躍する大前研一氏と、ファーストリテイリング会長兼社長の柳井正氏が 本音で語り尽くした話題の対論集『この国を出よ』が登場!
柳井氏が初めて語る「憂国論」と、大前氏とともに論じる「復活への処方箋」を聞き、 グローバル時代に生き残る人材になるにはどうすればいいか、日本はこれからどうなるのかを考えるきっかけとなる一冊。
中国がGDPで日本を抜き、韓国ではサムスンやLG電子が業績を伸ばす一方で、私たちの国は立ち往生している。 本作品ではそんな日本に警鐘を鳴らし、世界に飛び出す必要性を説いている。 実際にユニクロでは、世界戦略を進め、上海やパリなど世界各都市に旗艦店を出店して成功を収めている。
バブル崩壊後の日本経済の停滞ぶりは「失われた10年」と呼ばれていた。 しかし、低迷はその後も続き、もはや 「失われた20年」。 このままでは、近いうちに日本は国債デフォルト(債務不履行)の危機を迎えるだろう。 すぐにでも予算の大幅削減をし、黒字化のメドを立てないと、日本は間違いなく破綻してしまう。
ところが、多くの日本人はそんな危機意識を持たず、 逆に「この国はまだまだ大丈夫だ」と錯覚している。 自分の力で立ち上がり、グローバル化の荒波に立ち向かおうという人は少数派だ。 日本国民は政府をあてにしたり、頼りにしたりしているだけではいけないのだ。
グローバル時代に生き残る人材になるにはどうすればいいのか。 ビジネスパーソン・企業経営者はもちろん、学生などにとっても学ぶことの多い作品だろう。
私たちは日本を出て、海外に学び、対抗する力をつけなくてはならない。 本作品を通じて、どれだけ今の日本が危機的状況かを知り、自らの生き方を考えてほしい。