もっと“常識”を疑え!
著者自身が普段から実践している「腹に落ちるまで考え抜く」方法を徹底的に解説します。 ゴシップや流言飛語に惑わされず、「数字・ファクト・ロジック」をもとにして 物事を正しく判断する力が身につく一冊です。
「日本は大学進学率が高い」 「わび・さびが日本の伝統文化だ」 「日本では夫婦同姓が当たり前」――。
こうした言説は、新聞やテレビでもなかば“常識"のように語られています。
しかし、ライフネット生命会長の出口治明さんは、 『数字、ファクト、ロジック』に基づいて考えれば、 そのような“常識"はまったくの嘘であることがすぐにわかるといいます。
たとえばOECDの調査によると、日本の大学進学率は先進国のなかでは低いほうなのです。
ネットなどで聞きかじっただけの情報をもとにしていては、適切な判断などできるわけがありません。 日本社会に蔓延するデマと嘘に惑わされず、物事を正しく判断するには、 リテラシーを鍛えて正しい情報と間違った情報を見分け、 「人・本・旅」から有用な情報を収集し、先入観にとらわれず物事をゼロから捉え直していくことが重要です。
このような、出口さんが実践している「腑に落ちるまで考え抜く」方法を徹底的に解説します。