太平洋戦争末期に実施された”特別攻撃隊”により、 多くの若者が亡くなっていった。 だが、「必ず死んでこい」という上官の命令に背き、 9回の出撃から生還した特攻兵がいた。 その特攻兵、佐々木友次氏に鴻上尚史氏がインタビュー。
飛行機がただ好きだった男が、なぜ、絶対命令から免れ、命の尊厳を守りぬけたのか。 命を消費する日本型組織から抜け出すには。
我々も同じ状況になったとき、佐々木氏と同じことができるだろうか。 戦後72年。実は本質的には日本社会は変わっていないのではないか。 本当に特攻は志願だったのか、そして、なぜあんなにも賛美されたのか。 命を消費する日本型組織から、一人の人間として抜け出す強さの源に迫る。