新宿区神楽坂には、今も江戸時代から伝わる伝統芸能を守っている人々がいます。新内鶴賀流11代家元で人間国宝の鶴賀若狭掾師匠もその一人。
神楽坂で代々4代目となる師匠には、路地に新内の調べが流れていた頃の記憶があります。また戦前からの実家兼小料理屋「喜久家」には、古今亭志ん生師匠をはじめ、芸人や放送作家が多く集った思い出があります。
貴重な時代の貴重な記憶を、『かぐらむら』の長岡弘志編集長が伺います。途中、師匠自らが上皇上皇后両陛下の御前で演奏された時の「蘭蝶」の一節が流れます。どうぞお聴き下さい。