つらいときには、やさしい友のように寄り添ってくれる「言葉のちから」を借りてください。
人生にはたくさんの出会いと別れがあるものです……。瞬間的に出会い別れていく恋があれば、なにかの行き違いで二度と会えなくなる恋もあるでしょう。長くつきあっていてもピリオドを打たねばならない愛もあります。離婚も死別も大きな悲しみを連れてきます。愛する人との別れは、ときとして私たちをうちのめすような力をふるうものです。別れのダメージが強いほど日々心は乱れ、そこからなかなか立ち直ることができません。 しかし、混乱した心をおちつかせ、痛みの理由を知れば、その別れを、自分自身と向きあうチャンスに変えることができるでしょう。 (はじめに より)
目次 はじめに 「愛を後悔することなど不可能です。愛の罪なんて存在しないのですから」 ―ムリエル・スパーク(作家) 「愛さないよりは、愛して失うほうがいい」 ―アルフレッド・テニソン(詩人) 「恋というのはそれはもう、溜息と涙でできたものなのだ」 ―ウィリアム・シェイクスピア(劇作家) 「恋が終わっても、あなたの人生はまだたっぷり余っている」 ―シドニー・ガブリエル・コレット(作家) 「もっと愛するほかに、恋の治療薬などありはしない」 ―ヘンリー・デイヴィッド・ソロー(思想家) など