かつてこれほど衝撃的で中身が濃く、そして何より人生の役に立たない旅行記があっただろうか。本書が世に解き放たれることが、恐ろしくてしかたがない。丸ゴン27歳にして、すでに鬼畜。
―草下シンヤ―
日本人旅行者はなめられている。歓楽街に行けば外国人料金の中でも最も高い金額を要求され、ピックアップバス乗り場では、「おとなしい日本人」という理由で後回しにされる。強盗は日本人は金持ちだと真っ先に狙うし、白人バックパッカーは主体性がなくて英語べたなイエローモンキーとはき捨てる。 俺には、それがたえられん。
己の欲望のまま旅を楽しむ肉体派ライターの過激で笑える本能の旅行記! 今こそ立ち上がれ、日本人バックパッカー!
目次 ~アジア「罰当たり」編~ ●ガンガーに流されたバックパッカー ●脳ミソ筋肉のスウェーデン人 ●遺跡を探してサヨウナラ ●恐るべきヌーディストビーチ ●アジアで魚は食べられない ……etc
~南アフリカ「天罰」編~ ●突然、割れたフロントガラス ●決死のマラソン ●ヨハネス名物 襲撃事件 ●謎の麻酔 ……etc