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60分でわかるハムレット -シェイクスピアシリーズ3-

著者:

ウィリアム・シェイクスピア,

ナレーター:

再生時間:

01:01:41

チャプター数:

4

図表の数:

0

作品紹介

CONTENTS (1)デンマーク王国の王妃たるガートルードは、王ハムレットの時ならぬ死により寡婦となるも、夫の死後ふた月と経たぬうちに、夫の弟クローディアスと結婚した。これはあやまたずして、ある者たちの心に疑いの念を生じさせる。すなわち、男は密かに先の王たる兄を亡き者にしたのではないか。その寡婦を娶り、デンマーク国王の座に就くという思惑をもって。そうして、葬られた王の倅、同じ名を持つ若きハムレット王子、正当な王位継承者をしりぞけたのではあるまいかと。同じく疑念を持った亡き父王と同名の若き王子ハムレットの の耳に届いたある噂。亡き父に瓜二つの亡霊が王宮前に現れ出るという・・・

(2)亡霊との対話から、クローディアスの兄殺しの嫌疑を深めた王子ハムレットは愛するオフィーリアにさえもその心の内を悟られまいと気狂いを演じ、仇討ちとその身の処し方の狭間で悩み苦しむ。そんな折、昔なじみの役者一座が訪れて・・・

(3)王クローディアスに大公殺しの芝居を見せ付けることでその罪を確信したハムレットが終に実の母ガートルードとの対話の中でことの真相に迫るが、その傍で耳を欹てていた者に刃を突き立ててしまい・・・

(4)クローディアスの策略で国外に追い立てられたハムレットが、国に戻ってみると、まさに今、愛しき女性オフィーリアの葬式の真っ只中。またしてもクローディアスの策略により、オフィーリアの兄レアティーズと一試合剣を交えることになり・・・

『To be,or not to be・・・』 ハムレットを語る上で外せないこのセリフ。 誰もがこんな訳を聴いたことがあるだろう。 『生きるべきか。死ぬべきか。それが問題だ』

歴史に残るショッキングな名言である。

ハムレットが悩んでいたこと。 それは自身が死ぬべきか生きるべきかではなく、 敵を討つべきか、否か。いずれが気高き生き様かであった。

父の仇討ちを目論む上で、座して魂を殺すのと、その身を自ら死に向かわせること。 どちらが正しい道かを、一人の若者。一人の人間として悩み続けていたのだろう。 正しきこととは何か。 それを自問自答し続けた悲劇の王子の物語である。 編集者からひと言 本シリーズは、ラム姉弟『シェイクスピア物語』をもとに、シェイクスピアの原典にある詩を加え、再編集。必要な箇所を抑えた編集で、シェイクスピアの世界を楽しみながら手軽に知ることができます。

カテゴリ

海外文学

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