安らかな気持ちで過ごすことが、なぜこんなに難しくなったのでしょうか。社会の中で生きていくことが、なぜこんなに不安にさせるのでしょうか。それは、他人の目を気にしすぎ、周囲からの「承認」を求めすぎるからなのです。素の自分に気づかないまま、自分の弱さを素直に受け入れられないために、「孤独感」や「渇愛」が増してくるのです。いちばん大切なのは「ありのままを受容すること」。心に余裕を持って生きるには、どうすればいいのか。仏教の経典や他の諸分野の書物をもとに、現代を生きる私たちが陥りがちな様々な心の問題を克服していく術を伝えていきます。