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60分でわかるリア王 -シェイクスピアシリーズ9-

著者:

ウィリアム・シェイクスピア,

ナレーター:

再生時間:

00:55:15

チャプター数:

8

図表の数:

0

作品紹介

CONTENTS (1)目論見・・・

(2)過ち・・・

(3)兆し・・・

(4)裏切り・・・

(5)放浪・再会・・・

(6)悲劇・・・

『さあ答えろ娘ら、これより国治める力、領土の所有権、まつりごとをも明け渡すわけであるが、いずれが余に最も尽くしてくれよう? 余から一番の寵愛を与えたいのは、その情に劣らず孝行をしてくれる者ぞ。』

「欲に囚われた」救われない人間の群像劇は「寓話」として語り継がれる。

老王リアが欲した"条件"は、目に見え、耳に聞こえるもの。 打算的な娘と描かれる長女・次女は果たして本当に愚かだったのだろうか。 強欲で盲目的な権威への執着がある父王から、その力を削いでいくこと。 それは視点を変えれば次の新しい世代を背負うものの現実的な対応とも捉えることはできまいか。 当時の最大の道徳観は「自らを知る」ということであり、荒ぶる自然に自らを問い、リアは嵐の中、本来見失っていたものを取り戻そうとする。しかし気がついたときには全てを失ってしまっていたという悲劇を通じ、他者からどのように自らが映っているのかを、聴者に考えさせるプロットが本作のメインテーマとなっている。

本作では原稿となった定本書籍と収録時間の関係から、グロスター卿、エドガー、エドマンドが物語に大きな影響を及ぼすであろう筋を大幅にデフォルメしていることをご容赦いただきたい。

編集者からひと言 本シリーズは、ラム姉弟『シェイクスピア物語』をもとに、シェイクスピアの原典にある詩を加え、再編集。必要な箇所を抑えた編集で、シェイクスピアの世界を楽しみながら手軽に知ることができます。

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