2025/03/31 23:59 まで
宮沢賢治の生前未発表の童話。
プハラの町は大きい川と魚に恵まれていました。その町には「火薬を使って鳥をとってはなりません」、「毒もみをして魚をとってはなりません。」という決まりがありました。
ある日、警察署に新しい署長さんがやってきました。それと同じ時期に「毒もみ」によって魚が次々と死ぬ事件が起こりました。町の子供たちは、毒もみの現場で新しい署長さんの姿を見かけたり、町で毒もみに必要な材料をそろえているところを目撃していました。子供たちは署長さんが怪しいと騒ぎだします。
*文中に、現代の社会通念や人権意識において不当・不適切な表現や語句、差別的表現が見られる場合がありますが、創作された当時の時代的背景などを鑑み、また原文を尊重する意味も含め、そのまま朗読しています。