2025/03/31 23:59 まで
いじめられっ子の少年・ジョバンニは、病気がちのお母さんがために仕事をしながら学校に通っています。 お父さんは北方に漁に出かけたまま不在なため、ジョバンニは同級生のザネリたちからいじめられていましたが、幼なじみのカムパネルラだけは違いました。
ケンタウル祭の夜。 銀河の祭りを見るために出かけた先でザネリたちにからかわれ、落ち込んだジョバンニは丘へと向かいます。 すると、そこになぜか鉄道が現れ、「銀河ステーション」というアナウンスとともに目の前が強い光に包まれました。 次の瞬間、ジョバンニは銀河鉄道に乗っている自分に気づきます。
ふと見ると、びしょ濡れになったカムパネルラもそこにいました。 久しぶりにカムパネルラと一緒にいられることをジョバンニは嬉しく感じ、2人の列車の旅が始まるのでした。
一、午后の授業 二、活版所 三、家 四、ケンタウル祭の夜 五、天気輪の柱 六、銀河ステーション 七、北十字とプリオシン海岸 八、鳥を捕る人 九、ジョバンニの切符
*文中に、現代の社会通念や人権意識において不当・不適切な表現や語句、差別的表現が見られる場合がありますが、創作された当時の時代的背景などを鑑み、また原文を尊重する意味も含め、そのまま朗読しています。