CONTENTS (1)小さな嘘・・・
(2)再会・・・
(3)裏切り・・・
(4)シルヴィアって誰?・・・
(5)再会・邂逅・種明かし・・・
解説 『心から許すとも、君を! シルヴィアへの僕の権利も皆、君に譲ろう!』
16世紀、数ある人間関係の中で最も崇高なものであるとされた「男性同士の友情」。 同時に、上流女性のマナーとしての「拒絶」が本作品の大きなテーマとされている。
プローティアスの非道なる裏切りに対してのヴァレンタインの寛大さは、 現代において到底理解ができないであろう点、 過剰なまでの女性の「拒絶」は、実際本心であるのか、駆け引きとしてのポーズであるのか、 我々に は肌感覚として理解することは難しい。
シェイクスピア初期のロマンス劇と言われ、様々な理由から極端に上演回数の少なかった本作品を からりとした笑いとともにオーディオドラマでお聴きいただきたい。
編集者からひと言 本シリーズは、シェイクスピアの世界を判りやすいダイジェスト版として、楽しみながら手軽に知ることができます。