●後に「引き寄せの法則」を生み出すニューソートの礎的作品がついに登場
プレンティス・マルフォードは、19世紀アメリカに始まり、その後のアメリカ成功哲学の基礎となったニューソート運動の創始者のひとりです。
本書は、そのマルフォードの思想の集大成とも言えるエッセー集 "Thoughts Are Things" の収録作品13編のなかから現代に即した9編を選りすぐって訳出したものです。
本書の核にある考えは「心のありようが人を病気にも健康にも、美しくも醜くもし、さらには幸福にも不幸にもする。だから心を正しく保とう」という、まさにニューソートの考えそのものです。これに対する理論的な裏づけがどうかは別として、経験則的には誰しもが実感し、納得できる考えと言えるのではないでしょうか。そして、だからこそ、ウィリアム・アトキンソンやジョセフ・マーフィー、ナポレオン・ヒルなどに代表されるアメリカ成功哲学の基礎となりえたのです。
本書ではその考えを発展させた「ボジティブ思考」や「引き寄せの法則」へといったニューソート的成功哲学を論じるとともに、その枠から飛び出した独自で新鮮な考えも打ち出しています。
目次
訳者序文
第1章 肉体の心、魂の心 THE MATERIAL MIND V. THE SPIRITUAL MIND
第2章 親子のあるべき姿 WHO ARE OUR RELATIONS?
第3章 思考の引き寄せの法則 THOUGHT CURRENTS
第4章 勇気をつけるひとつの方法 ONE WAY TO CULTIVATE COURAGE
第5章 後ろを向くな、前を見ろ LOOK FORWARD!
第6章 神は木々に宿る GOD IN THE TREES; OR, THE INFINITE MIND IN NATURE
第7章 健康と美の法則 SOME LAWS OF HEALTH AND BEAUTY
第8章 自分を高める THE GOD IN YOURSELF
第9章 心に新しい風を吹きこむ THE ACCESSION OF NEW THOUGHT