アッシャー家を襲う不気味な恐怖が描かれた怪奇小説の決定版!
私はあるとき、旧友であるロデリック・アッシャーから手紙を受け取った。
なかには彼の体の疾患や心の病…、そしてそれらをいくらか軽くするために
唯一の友人である私に会いたいということが書かれており、
私はそれに応じてアッシャー家を訪れる。
しかし陰鬱で古い屋敷の雰囲気に始まり、あまりに荒涼とした周囲の風景、
短い間に変わり果ててしまったアッシャーの姿…、アッシャーの愛する
妹マデリン嬢の重病など、ありとあらゆる物が私にこの屋敷への違和感を覚えさせた。
その後、数日間、私はアッシャーの気を少しでも紛らわせるために彼と共に過ごす。
しかしある晩、アッシャーは私に突然、マデリン嬢の死を告げる。
彼の希望により、私たちは彼女の亡骸を安置室に納める。
それ以 降、アッシャーの病状はさらに悪化する。
その数日後の嵐の夜に、古い書物を二人で読んでいるとアッシャーは私に、
自分たちはマデリン嬢を生きたまま棺に入れてしまったこと、
そして彼女がまさに今、扉の外にいることを叫ぶ…!!!
アッシャー家の運命はいかに…!?
※ 本作品は発表時の時代背景により、今日の社会では一般的でなく、
不適切と思われる表現が含まれている箇所がございます。しかし作品の
オリジナル性を最大限に尊重し、当時のまま忠実に再現することを優先いたしました。