完全新訳でお届けするシリーズ第17弾!
ホームズが吸血鬼の謎に迫る!
友人には妻とふたりの子ども、まだ1歳に満たない赤子、
そして先妻との子であるジャックがいた。
ある日、穏やかで優しいはずの妻がジャックに手を上げる姿を目撃された。
さらに恐ろしいことに、実の子の首元に噛みつき血を吸っていたというのだ。
捜査依頼を受けたホームズは言う。
「吸血鬼など荒唐無稽。そのような犯罪例はない―」
ホームズとワトソンは吸血鬼の住む館へと向かう。
(1924年1月初出)ストランド・マガジン「シャーロック・ホームズの事件簿」より
First published in the Strand Magazine, January 1924
収録内容
Track1 : 吸血鬼事件
Track2 : ファーガソンからの手紙
Track3 : 来訪
Track4 : ランベリのチーズマン屋敷
Track5 : 赤子についた赤い痕
Track6 : 窓に映った顔
原作:アーサー・コナン・ドイル
1859年生まれ。1930年没。エジンバラ生まれ。 医師として開業後、
ホームズものの最初の作品「緋のエチュード」を発表し、その後、
「ストランド・マガジン」にホームズものが連載される。冷静で鋭い
ホームズとさえないが温厚なワトソンが難事件に挑むこのシリーズは
70編近くある。 (青空文庫より)
翻訳者:大久保ゆう(おおくぼ・ゆう)
1982年生まれ。高校1年時より翻訳を始め、以来、各種翻訳を
クリエイティブコモンズライセンスにて広く提供しつづけ、個人・
企業などで様々に 活用されている。現在は研究者として翻訳研究に
携わるとともに、フリーランスの翻訳家・執筆家としても活動中。