元国税調査官が指南する最強の節税術。
2015年1月から相続税法が改正され、 基礎控除は4割もカットされることになっているのはご存じだろう。 遺族が妻に子ども2人というケースでいえば、 これまでは残された財産が8000万円までは税金はかからなかったのが、 2015年度からは4800万円超で対象になる。
それに伴って、新聞にはアパート経営を勧める住宅会社や信託銀行の広告がこれでもか、と載っている。 書店にも様々な節税を説いた書籍があふれている。 しかし、それらを鵜呑みにしてはいけない。 有名企業の広告だからと信じて、言われるがままに節税対策をしたつもりが、 逆に資産を減らしてしまう結果になってしまった・・・・・・等の例は枚挙に暇がない。
にわか知識で、節税のために贈与を繰り返していても、 やり方を間違えると税務 署から認められず、何の意味もなかったというケースも続出しているのだ。
本書は元国税調査官である著者が、かつての経験を踏まえた上で、 あまたある節税術の落とし穴を指摘し、正しく賢い節税術を伝授する。 もちろん、相続税対策と関係ない方にも役に立つ情報が満載だ。