わが国初の正史の後半と諸国の地誌古典文学の主要作品をセレクトし、現代語訳と原文とで構成した「日本の古典をよむ」(全20冊)シリーズの1冊です。「日本書紀」は奈良時代初期に撰進された書物で、神々の時代から持統天皇までの日本の歴史を三十巻にわたって描いています。本書下巻には巻第二十三の舒明天皇以降を収めました。「風土記」は同じ奈良時代に詔(みことのり)にしたがって諸国から提出された、地名の由来・産物・伝説などの報告書で、現存する五つの国の風土記と、後代の書物に断片的に引用されて残った逸文とを収めました。また、文学紀行コラム「日本書紀の風景」「風土記の風景」も収録しています。本タイトルには付属資料・PDFが用意されています。ご購入後、PCサイトのライブラリー、またはアプリ上の「目次」からご確認ください。【本書の内容】〈はじめに〉古代史の一級資料として〈日本書紀 巻第二十三~巻第三十〉あらすじ 巻第二十三 舒明天皇(概略)/巻第二十四 皇極天皇/巻第二十五 孝徳天皇/巻第二十六 斉明天皇/巻第二十七 天智天皇/巻第二十八 天武天皇上/巻第二十九 天武天皇下/巻第三十 持統天皇〈日本書紀の風景〉(6)板蓋宮伝承地 (7)酒船石と亀形石造物 (8)水城 (9)天武・持統天皇陵 (10)藤原宮跡 〈風土記〉あらすじ常陸国風土記/播磨国風土記/出雲国風土記/豊後国風土記/肥前国風土記/逸文〈風土記の風景〉(1)筑波山 (2)国引き神話 (3)鏡山〈解説〉
(C)Y.Kojima K.Naoki M.Nishimiya S.Kuranaka M.Mori S.Uegaki 2007 (P)小学館 2025
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