西鶴の傑作短編と弥次北の珍道中古文の響きを味わう「原文編」古典文学の主要作品をセレクトし、現代語訳と原文とで構成した「日本の古典をよむ」(全20冊)シリーズの1冊です。大みそかに展開する町人生活の悲喜劇を描いた「世間胸算用」、さまざまな生を浮かび上がらせる書簡体小説集「万の文反古」、江戸から京坂への旅の滑稽な行状を描いた「東海道中膝栗毛」を収録した本書から、原文部分を集めたものです。本タイトルには付属資料・PDFが用意されています。ご購入後、PCサイトのライブラリー、またはアプリ上の「目次」からご確認ください。【本書の内容】〈世間胸算用〉序/長刀はむかしの鞘(巻一の二)/鼠の文づかい(巻一の四)/銀一匁の講中(巻二の一)/門柱も皆かりの世(巻二の四)/小判は寝姿の夢(巻三の三)/神さえ御目違い(巻三の四)/奈良の庭竈(巻四の二)/才覚の軸すだれ(巻五の二) /平太郎殿(巻五の三)〈万の文反古〉序/百三十里の所を十匁の無心(巻一の三)/京にも思うようなる事なし(巻二の三)/代筆は浮世の闇(巻三の三)/御恨みを伝えまいらせ候(巻五の三)〈東海道中膝栗毛〉出発(初編)/金川(初編)/藤沢(初編)/小田原(初編)/箱根(二編上)/三島(二編上)/沼津・新田・元吉原(二編上・下)/蒲原(二編下)/丸子(二編下)/大井川(三編上)/浜松(三編下)/岡崎・池鯉鮒(四編下)/宮の渡し(四編下)/富田(五編上)/雲津(五編下)/伊勢(五編下追加)/京(六編下)/大坂(八編下)/旅の終わり(八編下)
(C)K.Jinbo Y.Aoki T.Inoue M.Tanahashi 2008 (P)小学館 2025
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